グラフィックは微妙だけど奥が深い世紀末ゲーム、
そのゲームのタイトルは、ウェイストランド2 ディレクターズカットです。
このゲームの特徴は、ままならなさとゲームの奥の深さにあります。
基本的に、ゲームの主人公というものは万能です。
なので、どんな困難な問題でも解決する事が出来ます。
しかし、このゲームの主人公は決して万能ではありません。
それは、たいして強くないという意味でもそうですが、
それ以上に、全ての問題を解決する事が出来ない、
なにをしても犠牲者が出てしまう、
不完全な主人公という意味でそうなのです。
このゲームでは、どちらかを選択するというシーンがいくつも出てきます。
その際、選択によってどちらかの問題を解決する事が出来ても、
もう一方はどうにもならない、悲劇で終わってしまう、
そういうことがままあります。
この、ままならなさと選択がこのゲームのキモだと言えるでしょう。
また、ゲーム内容も、
単純に力押しをするだけでクリアできるほど甘くはありません。
この辺は、ディヴィニティというゲームに似ていますが、
ファンタジーゲームであるディヴィニティとは違い、
このゲームは世紀末ゲームなので、銃はあっても魔法はありません。
魔法でさくっと体力回復が出来ないので、
ディヴィニティよりもさらに難易度が上がっています。
その意味で、ディヴィニティよりもさらに頭を使う、
奥の深いゲームであると言えるでしょう。
世紀末の世で、主人公ではないただの人間たちが
必死になって生き延びていくゲーム、
それがウェイストランド2 ディレクターズカットです。
主人公が万能でなんでも解決できる、そういうゲームに飽きた人に
オススメ出来るゲームだと言えるでしょう。
最近のコメント