PS4メトロで発売されたゲームの中でも、暗さと個性が際立つゲーム、
そのゲームのタイトルは、メトロリダックスです。
このゲームは、PS3で発売されたメトロ2033とメトロラストライトを
高画質化して1本のソフトにしたものです。
このゲームの特徴は、その独特の雰囲気と暗さにあります。
核戦争の荒廃した世界を舞台に、敵と戦うゲームはいくつもありますが、
その手のゲームにありがちな、「ヒャッハー」という明るさが
このゲームにはありません。
そのかわりにあるのは、暗さと絶望です。
ああ、もう人類は終わりなんだなと思わせるような暗さが、
ゲーム全体を覆っています。
ただでさえゲームの雰囲気が暗い上に、
ゲームの舞台の大半がメトロ(地下鉄)なので、
非常に狭くて苦しいです。
その狭苦しさが、この世界観、雰囲気と妙にマッチしており、
人類の黄昏を演出してくれています。
ちなみに、このゲームでは外に自由に出ることが出来ません。
外は汚染が激しいので、ガスマスクがないとたちまち死んでしまいます。
なので、基本は地下にこもりながら、必要なときだけガスマスクを
つけて地上に出るという話になっています。
その地上は、汚染されている上に
クリーチャーがうようよ出てくるので、とても危険です。
これでは、モヒカンといえども生存できないでしょう。
暴力のかわりに絶望と暗さが蔓延した世紀末ゲーム、
それがこの、メトロリダックスです。
フォールアウト系の明るい世紀末に飽きたなら、
一度、この暗い世紀末を体験してみるとよいでしょう。
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